おいしい「とうもろこし」栽培のこだわり3選

もろこし農園では、とうもろこしをおいしくするために、3つのこだわりで栽培しています!

とうもろこしをおいしく栽培する「3選」

もろこし農園のこだわり3選は、以下のとおりです!

1.有機物をたくさん入れた土づくり!

2.摘果(てっか)により、1の果実だけに栄養を全集中!

3.手間をかけた人工授粉で、先端まで実がびっしり!

もろこし農園では、収穫する楽しみや思い出を作ってもらうことに加え、1番おいしい状態のとうもろこしをご提供しています。是非、こだわりのとうもろこしをご賞味ください♬

それでは、栽培のこだわり3選をご覧ください。

1.土づくり

良い作物を作るためには、まずは土づくり!

作付けする前に、有機物をしっかり投入します。有機物は、「堆肥」「コーン油かす」「緑肥(りょくひ)」など。

10a(300坪)あたり、堆肥は、4~6トン。油かすは、100~200㎏ほど散布します。
緑肥は、2~3トンの有機物投入になります。
年により、土づくりの手段を変更しながら、バランスが良い土づくりに努めています!

コーン油かす
コーン油かす

上の写真は、コーン油かすの商品写真です。

これにより、土が「ふかふか」になり、土が栄養を蓄えることが出来ます。この土により、とうもろこしの根がしっかり張り、しっかり栄養を吸える環境になります。その結果、実がすくすく大きくなり、おいしくなるんですね!

※コーン油かすは、コーン油を搾った後に残る有機物です。1番有名な油かすは、菜種(なたね)かすです。コーン油かすは、菜種かすの親戚みたいなものです。

↑ セスバニアの栽培状況。2メートルぐらいの背丈になります。

これは、セスバニアという緑肥(りょくひ)です。

とうもろこし栽培が終わった後に、種を蒔いて育てます。セスバニアはマメ科のため、空気中の窒素を根に蓄えることが出来る、なんともすごい植物なんです!!背丈は2メートルぐらいになります!

これを畑一面に育てて土に返すことで、茎や葉の有機物を土中に投入できることに加え、根に蓄えた窒素も土に投入できることで、化学肥料の低減にもつながります!また、根が1メートル以上張るので、土をふかふかにする効果もあるんです!

「もろこし農園」の畑に、これだけのセスバニアの種を撒くと、種代だけでなんと約2万円!!
堆肥やコーン油かすは、もっと高いんです!土づくりって、とてもお金がかかるんですね💦

↑畑一面がセスバニアに覆われています!良い土に変化している真っ最中です!!

↑ トラクターで土に返した状態です。茎がまだまだ残っていますが、これが微生物に分解されてどんどん良い土に変わるんですね!!

2.摘果(てっか)をする

摘果とは、果実を摘む(つむ)こと。つまり、不要な果実を除去することです。

とうもろこしは、1本の樹に、3~4個の果実が実ります。この3~4個の果実をつけたまま育てると、栄養がそれぞれの果実に分散します。すると、1個1個が得られる栄養が減少し、果実は小さくなり、味も落ちてしまします。

もろこし農園では、1本の樹に1個の果実になるよう、摘果をします。そうすることで、より「大きく」、より「甘い」とうもろこし栽培に努めています。

摘果の仕方
摘果する前のとうもろこし

写真は、摘果する前の写真です。

1~4番までの果実があるのが確認できます。
1番の果実が収穫する果実。2~4番は摘果(除去)する果実です。

摘果は、とうもろこしが赤ちゃんのタイミングで実施します。これは、ベビーコーンといいます。少量ですが、スーパーや直売所でも販売されています。

もろこし農園では、6月下旬~7月上旬は、採れたてベビーコーンも販売しています♪
ベビーコーンは、なかなか量販店に出回らない上、「鮮度が良い」のはレアです♬

もろこし農園のベビーコーンは、生でも食べられます!!
ただ、とうもろこしと違い、鮮度が良いからといって、食味はあまり変わりません・・(残念💦)

3.先端まで実をしっかりつける

みなさんは、先端に実が入っていないとうもろこしを見たことがあると思います。

これは、先端不稔(せんたんふねん)といって、受粉がうまく出来なかった場合に起こります。

とうもろこしは、1本の錦糸(きんし)に1個の花粉が付くことで受粉し、実(粒)ができる仕組みです。とうもろこしは、「ひげ」がたくさん出てきます。この「ひげ」が錦糸です。

錦糸1本が、とうもろこしの実1粒とつながっています。つまり、とうもろこしの粒数=錦糸の数になります。

とうもろこしの実は、1本に600粒前後あります。つまり、600本の錦糸に600個の花粉を付ける必要があるんですね。花粉が不足すると一部の実が受粉しない=先端不稔となってしまいます。

とうもろこしは、一般的に自然交配=自然に任せて受粉させます。雄花が風にゆすられて花粉が舞い、その花粉が錦糸に付着して受粉する構造です。

※とうもろこしは、1列ではなく2列植えをすることが一般的です。これは、受粉の確率を上げるためなんですね!

もろこし農園では、自然交配に加え、人工的にも受粉を手伝います。錦糸1本1本が花粉できるよう、人の手で受粉促進しています!これにより、先端不稔はほとんど起こりません。

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